PAPEGAEI – Brouwerij Verstraete
ベルギービールレビュー No. 2
Brouwerij VerstraetePAPEGAEI
Vol. 8% Alc.アンフィルタード(ヴァイツェン?)
2本目は控えめで綺麗な青いラベルのパパガイ Papegaeiをチョイスしてみました。
製造会社
Brouwerij Verstraete http://papegaei.be/
ベルギー西部、フランスとの国境にほど近く、ドーバー海峡にも近いDiksmuideという街にあるビール会社のようです。
色フィルターをされていないビールで、少しくすんだ黄色です。
香り強いフルーティーな香り。口に入れる前からいい気分になってしまいます。
味香り同様、口に入れたとたんに強い味わいが広がります。昨日飲んだデリリウム トレメンスと打って変わって、非常にまろやかで満足感の高いビールです。美味しくて、味が濃い、濃厚甘辛口ビールとでも言ったらいいのでしょうか。
パッケージ
オランダ語でオウムの事をPapegaaiというのですが、Papegaeiというのは古い記述法なのでしょうか。オウムをモチーフにしたと思われるイラストが、ラベル中央上部に書かれています。初めに書いたように、控えめの青い色が上品なイメージを与えます。青い地に、黒と少しくすんだ金色とでも言うような色でパッケージの淵が飾られていて、非常に上品な印象を与えます。そこに黒で描かれた綺麗なオウムのシルエット。ラベルの大きさに小さい文字と綺麗で控えめな配色と飾りの様な金の縁取り、更に色を合わせた青の王冠から、瓶の形はスタンダードながらもどことなく全体として非常に上品な雰囲気を醸し出しています。(これもデリリウムとは正反対ですね。)
その他
苦くなくて、甘(辛)口、アルコール8%という事を忘れてしまうような非常に飲みやすいビールです。(飲みすぎに注意!)ドイツに多いヴァイツェンビールですが、この言葉は本来酵母をろ過していない濁りのあるヘーフェヴァイツェン Hefeweizen(独)の事を主に指すようです。麦芽を50%使っているビールをヴァイツェンと呼ぶらしく、他にも濾過をしたクリスタルヴァイツェンや、焙煎した大麦麦芽を使ったドゥンケルヴァイツェン(暗いヴァイツェン。独)という種類もあります。南ドイツ伝統のWeizenbier ヴァイツェンビア、英語ではWheat beer。ではオランダ語ではなんて言うのかと調べてみましたが、ドイツ語と同じくWeizenbierと呼ぶそうです。Wikipediaオランダ語版ではヴァイツェンビアの種類として、ヴァイツェンボックも挙げられていました。「アルコールが8%程度と強い」と書いてあるので、このPapagaeiもヴァイツェンボックに分類されるのでしょうか。
おすすめ度 ★★★★★
ビールファン皆さんにおすすめの、非常に美味しいビールです。甘くて飲みすぎてしまいそうです。1本だけしか買わなかったので良かった…のか、残念なのか。またリピートしたいビールです。