アーヴェルボーデ Averbode

ベルギービール

ベルギービールレビュー No. 4
アーヴェルボーデ AVERBODE
ABDIJ-ABBAYE

Vol. 7.5%
1.38ユーロ 330ml 瓶

4本目は白いお上品なパッケージのアーフェルボーデAverbodeをチョイスしました。デレーズで1.38ユーロでした。日本ではアマゾンで買えますよ。

製造会社

ブリュッセルから北東に約50㎞、アーフェルボーデの街にある修道院で作られていたビールです。
https://averbodemoment.be/

ベルギーには「修道院ビール」というのが沢山あるのです。日本人からすると不思議な感じがします。「清らかなはずの修道院でビール作り??」みたいな感じがします。修道院ではパンやチーズを自分たちで作る伝統があるそうですが、ベルギーの修道院ではビールも作るそうです。anno 1134とありますが、Averbodeの修道院ではビール作りはしばらく行っていなかったそうですが、2013年からヒューグ醸造所に委託して生産を再開(というか開始)したらしいです。

香り

フルーツのような清々しい香りです。いい香りです。グラスを口に近づけるとふわっと心地よさが漂います。

わずかに濁った金色です。とても綺麗な、明るい金色で、白を基調としたパッケージと共に上品な印象を持ちます。

すっきりして、ほんのりとだけ苦い、そしてとても飲みやすいビールです。これもゴクゴク飲んでしまいそう。口に入れると上品でまろやかな味わいが広がります。美味しい。うーん、際立った個性というようなものは挙げにくいような気がしますが、エールの王道の様で上品でいい気分にしてくれます。

パッケージ

Aの文字を二つ、左上と右下に対称に配置したようなものがロゴマークなのでしょうか。全体的に直線を多く使ったパッケージですが、完全な直線でもなく少し膨らんだひし形(または正方形?)の様な形がモチーフになっているようです。色合いも、白に青・グレー系の濃淡がで四角のモチーフが書かれていて、そこに深い暗めの青い色で文字が書かれ、銀でひし形が描かれています。どの線もパッケージの上下にも左右にもひかれておらず、45度回転させたような形だけが使われています。瓶の曲面に描かれていると、角ばっていながら柔らかいような印象を与えてくれます。

その他

ビール会社のウェブサイト…と思って https://averbodemoment.be/を開くと、修道院の紹介が書かれています。「Our products」の一つとしてビールが一種類あるのみで、あくまでも修道院であって、ビールはそこで作っている少ない商品の一つという扱いのようです。

余談ですが、ベルギーの公用語は3つあるのです。オランダ語とフランス語とドイツ語です。と言ってもドイツ語はごくわずかな地域でしか使われていないのですが。その上、英語も殆ど皆さん話せます。町の名前も日本みたいな「オオサカ」一つではなく、各国語で表記や呼び名が違ったりするのです。ヘントは、この街の公用語であるオランダ語でGentヘントと呼び、フランス語ではGandガン、ドイツ語ではGentゲント、英語ではGhentと書かれます。他にも道の名前が2つずつあったりして、非常にややこしいです。2つの住所を言われて別の所だと思っていたら同じところだった…なんてことは1度や2度ではありません。

おすすめ度 ★★★★☆

お上品な気分になりたい時、大事な人とゆっくり飲みたいときなんかにお勧めしたいです。これも日本のビールより強いので、飲みすぎには注意して下さい。

アマゾンで買えます。試してみて下さい。