トンゲルロー プリオル – ベルギービールレビュー No. 12 Prior Tongerlo
Prior Tongerlo
Vol. 9%
330ml 瓶
http://tongerlo.be/ (オランダ語・フランス語・英語・スペイン語)
https://haacht.com/en/brands/beers/tongerlo-prior/
12本目はベルギービール大手のハーヒトHaacht醸造所の作る、トンゲルロー プリオル Tongerlo Priorにしました。近所のデレーズというスーパーでで、1.6ユーロ位だったかと思います。
製造会社
Haacht Brewery https://haacht.com/ No.7でレビューしたKeizer Karel – Charles Quintと同じ会社です。このトンゲルローシリーズには、ブロンド・ブラウン・トリプルと、クリスマス仕様の4つがあるようです。
香り
フルーティーな香りですが、グラスに鼻を近づけた時よりも口に含んだ時の方がさらに強く感じる様な気がします。気のせいかもしれませんが。
色
半透明の金色といった感じでしょうか。王道な感じです。泡立ちも良く、写真映えしますね。
味
一口飲んだ時には昨日飲んだPiron Aubelに似ているなーと思ったのですが、こちらの方が苦みが強い感じがします。口に含んでしっかりと、また心地よく味わえるビールで、のんびりゆっくり飲みたいと思えてきます。美味しいです。
アルコール度数も9%でAubelに凄く近いのですが、こちらの方が少し大人な苦みのあるビールという印象があります。
パッケージ
野球のホームベースの形のラベルで、黒地に白で、金の影付きで文字が書かれています。修道院ビールの一つらしく、伝統を感じされるような落ち着いたデザインですね。注ぎ口の近くにももう一つラベルが張られていて、ここには「9° Tripel – Triple – Tripel」とだけ書いてあります。
その他
調べてみると、このビールはトンゲルロー修道院のレシピでHaachtが作っているビールの様です。
上記のTongerloのサイトはまだ作業中の様で、具体的な情報がありませんでした。トンゲルローを地図で調べてみると、アントワープから東に30km程、ブリュッセルから北東に40km程の所にある村のようです。ドイツ在住時にもいくつかの修道院へ行った事がありますが、そこでビールを作っているなんて言う事は聞いたことがありませんでした。ベルギーには修道院が多いのでしょうか、またビールを作るという伝統もベルギーならではの事なのでしょうかね。
Priorはラテン語で、「一番」といった意味らしいです。プライオリティとかの英単語でも残っていますね。伝統的なベルギーのトリプルホップビールです。
世界一のビールを決めるワールド・ビア・アワードで2013年の金メダルを受賞したそうです。それに相応しい落ち着き、貫禄の様なものを感じさせます。…単にラベルの印象に影響され過ぎているだけかもしれませんが。
おすすめ度 ★★★★★
これもとても美味しいです。苦めのビールが好きな人には特におすすめですね。
何度も書いているのですが、飲みすぎには注意ですね。普段2～3本平気で飲んでいたという人がベルギーに来て同じペースで飲んだら具合が悪くなった…なんて言う事も聞きます。ワインよりは少し弱いものの、ビールですからそこまでゆっくり飲むようなものでもないですし、1日1本だけ、特別なビールというように味わって飲んでみると良いのではないかと思います。