アーキヴィスト ブロンド – ベルギービールレビュー No. 10 Archivist

ベルギー ベルギービール

Archivist – Blond Blonde

Vol. 6.4%

0.75ユーロ 330ml 瓶

10本目はLidlで買った安いビール、Archivistになりました。いつもあまり寄らないLidlというスーパーに行ったのですが、その際目についた綺麗な金色のラベルのビールを買ってきました。ディスカウントスーパーらしく、たったの75セントでした。(ドイツだと普通の値段なのですがベルギーにいるとビールの値段の感覚が若干変わってきますね。)

製造会社

きっとベルギーのビール会社のビールだろうと思って買ったのですが…裏をよく見てみたら「Gebrouwen en gebotteld voor: / Brassée et mise en Boutille pour: Lidl Belgium GmbH & Co. KG, …」という文字が。「Lidl株式会社の為に作られました」みたいな意味だと思いますが、実際にどの会社で作っているのかはラベルを見ただけではわかりません。ディスカウントスーパーのプライベートブランドビールといったところでしょうか。
Lidlはドイツのディスカウントスーパーで、現在はヨーロッパを中心に約8000店舗を展開する、巨大企業です。このビールがどこで作られているのか、ちょっと検索しただけでは突き止められませんでした。

香り

鼻に近づけるとホップの香ばしい香りが強く入ってきます。スタンダードなビールの香りと言えるでしょうか。

濃い目のブラウン系の金色で、透き通っています。何となくゴージャスな印象を持てる色ですね。

泡立ち

良いです。勢いよく注ぐと、気持ちのいい柔らかそうな泡が立ちました。これは飲む前からそそられますね。

第一印象は、味が濃いという事でした。色が濃いのですが苦みが強いわけではなく、味がしっかりとついていて美味しいビールという風に思いました。スタンダードなブロンドビールといった感じでしょうか。アルコールも6.6%という、ベルギービールとしては割合低めで、飲みやすいと言えるでしょうか。

パッケージ

金色と茶色の組み合わせで作られています。よく見ると「Abdijbier・Bière D’abbaye」の文字が。これは「修道院ビール」という意味です。ネットで少し探しただけではこのビールについて詳しくは分からなかったのですが、Lidlから修道院に委託されて作られているのか、それともどこか大手の会社に委託されて修道院で作られているスタイルで作られているという事なのか…うーん、結局の所これは想像する事しかできませんね。
他のLidlのビールはぱっと見て安そうと思うような缶だったりするのですが、これは見た目に安っぽさは全然なく、普通に他のお店でも売っているビールなのかと思いました。プライベートブランドという事を感じさせない、できの良いパッケージだと思います。(ベルギー人や言葉の分かる人が見たら違う事を言うかもしれません。)

その他

ラベルに他にも「BIER VAN BELGISCHE ORIGINE・BIÉRE D’ORIGINE BELGE」ベルギーオリジナルビールというような意味でしょうか。ドイツのLidlにもたまに行っていたのですが、ドイツでは見たことのないビールでした。Lidlはプライベートブランドも地域ごとの商品を設定しているのでしょうか。こう言われるとちゃんとベルギービールっぽい感じがしてきますね。

おすすめ度 ★★★☆☆

安いですし、自宅で普段飲むビールにおすすめです。6.6%は酔っ払い過ぎなくて良い気がしますし、アルコールが他のベルギービールより低くても味の濃さが満足度を高めてくれます。ただ、注いでからしばらくたつとフレッシュさが失われてきて、味の濃さがちょっとしつこく感じられるようになってきます。ベタベタした感じもしてきます。なので、入れたらもうあまり考えすぎずにさっと飲んでしまうと良いと思います。普段用、沢山買うビールに是非。