デリリュウム トレメンス – DELIRIUM TREMENS

ベルギービール

ベルギービールレビュー No. 1
DELIRIUM TREMENS デリリュウム トレメンス

Vol. 8,5% Alc.
ゴールデンエール

ベルギーに引っ越してきました。ビール好きにはたまらないこの国で、スーパーに並んでいるビールを一本ずつ買ってレビューしていきたいと思います。

まずはこのピンクの象のマークが印象的なデリリウム。
今夜のお供は青を基調としたデザインのTremensというものです。近所のスーパー、カールフールで、1.5ユーロ程(約180円)でした。少し酸っぱい感じ、辛口で苦みの強いビールです。

製造会社

ベルギーのヒューグ醸造所が作っています。メレという街で清算されているようです。

Blond Beerとあるように、ゴールデンエールで、明るいの綺麗な金色をしています。

DELIRIUM_TREMENS_2
DELIRIUM_TREMENS_2

香り

フルーティーな香りがしますが、強くはないです。

アルコールが8,5%と強く、ベルギービールらしさを感じられます。苦み・渋みが強めで、刺激的な味を求める時に良いでしょう。

DELIRIUM_TREMENS_3
DELIRIUM_TREMENS_3

パッケージ

陶器の様な色の瓶に印象的なピンクの象の絵が描かれています。しかし実際には瓶に陶器の様な色を塗っているだけのようです。ピンクの象が書かれている理由としては、英語の”Seeing pink elephants”に依るようです。酩酊状態や麻薬の幻覚によって幸福のピンクの象が見えるという、19年代後半から伝わる婉曲表現のようです。

DELIRIUM_TREMENS_4
DELIRIUM_TREMENS_4

その他

“Delirium tremens”という言葉自体が、元々ラテン語で「震える錯乱」という意味の様で、「振戦せん妄」という訳語がついている古い言葉の様です。詳しくはWikipediaに載っています。アルコールや他の薬からの離脱によって(例えばアルコール依存症患者が急に飲まなくなって?)、それによって引き起こされるせん妄状態の事を指しているようです。せん妄とは意識障害、妄想、幻覚、幻聴等、または認知症等を起こしている状態を指すようです。要するに、やばいモノが原因でなる精神錯乱状態…とでも思っていればいいのでしょうか。おそろしや。そんな風にはなりたくないものですが、その名に相応しいような刺激的なビールだとは言えます。

おすすめ度

★★★☆☆
万人受けするビールではないと思いますが、刺激的で強いビールが飲みたいときにどうぞ。クセになる強さで、すぐ酔っぱらってしまいますね。

日本でもアマゾンで買えますので、是非お試しください。